東京知らないと恥ずかしい事実(その1)東京の23区だけ、市に所属していない
私はこれまで全く東京に興味がなかったので、「東京23区」という言葉は、聞いたことがあったが、それが特別な団体を示す言葉であることを知らなかった。
「名古屋にも熱田区とか中村区とか区があるし、そんな感じっしょ?」と思っていたのだ。恐らく、東京に全く縁もゆかりもない日本国民の大半はかつての私と同程度の理解であると信じたい。
しかし!(憤怒!)
地方から上京してくる(きた)貴君に告げたい!驚くべきことに、23区と呼ばれる東京の地区は、「緑区」や「瑞穂区」「守山区」(←ここまですべて名古屋市)と並列で語れない単位なのだ。
東京23区は「~~区」でありながら、地方自治体と同じステータスなのである!
つまり「世田谷区」の単位は生意気にも「名古屋市」や「豊田市」や「横浜市」と同じ括りなのだ。「区」のくせに税(区民税)を巻き上げ、「区」のくせに、お隣の区に引っ越す際には転出届を出さねばならない。
さらに驚くべきことに、23区は「区」でありながら、「市」には所属しない。23区の住所は「東京都○○市●●区」とはならず「市」をすっ飛ばして、「東京都」の次に「区」が続く。23区民の住所は「東京都○○区」となるのである。
そして極めつけは、英語表記で23区を表す場合は、「区」の部分はなぜかCityとなる。世田谷区は英語だと「Setagaya City」と表記されるのだ。もう全ッ然意味わかんない…
上記リンクは世田谷区のページである。よくご覧いただきたい。www.city.setagaya.lg.jp とある。一般的に、「区」で使われる「ward」はではないのだ。
地方民の常識を凌駕したこの23区にまつわる事実、東京人にとっては説明するまでもない常識であるらしい。恥をかく前に知っておく必要があるだろう。
更に難しいこと(詳しいこと)は以下ページに説明されているので、このブログのようなやわらか記事の内容を真に受けず、自身で正しい知識を身に着けてほしい。